CROSS TALK 01 ぼかし
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CROSS TALK 01

デバイス技術編

SCROLL

電子工学と眼科医療で、
未来のコンタクトレンズを
生み出す

コンタクトレンズは、眼科機器は、どこまでも進化できる。
近い未来、今まで想像もできなかったような姿や使い方になっているかもしれない。
考えただけでも、なんだかワクワクしてくる。

INTRODUCTORY PRODUCTS ぼかし
INTRODUCTORY PRODUCTS ぼかし
INTRODUCTORY PRODUCTS

スマートコンタクトレンズ

電子工学を取り込み、従来のコンタクトレンズにはなかった機能を発揮できるコンタクトレンズの総称。写真のものは「トリガーフィッシュ」と呼ばれる角膜曲率計測コンタクトレンズ。レンズに埋め込まれたセンサが眼圧の変化により誘発される角膜曲率の変動を測定することができ、緑内障の診断に用いられている。スイスの子会社で開発・製造されたものをシードで販売。スマートコンタクトレンズとして販売されている世界で唯一の例。

シードの社内ベンチャー的存在

T.K ぼかし
M.S
T.K ぼかし
M.S
T.K

デバイス技術部は、最新の電子工学とシードが持つ眼科医療の技術を結びつけ、新しい眼科機器の企画開発や量産化技術の開発を行っている部署です。スマートコンタクトレンズや眼科診療で使われる機器が現在の主な開発対象です。

M.S

企画から量産化まで、という点がポイントですよね。研究するだけじゃない。コストはどれくらいかかるのか、どうやって製造するのか、どうやって販売するのか。たくさんの見通しを立てています。あくまで事業化させることが目標です。

T.K

社内ベンチャーの要素があるのかもしれないね。そんなイメージをしていただけたら。あとは外部技術導入も行っています。シードが持っていない外部の企業、機関の技術を取り入れて、イノベーションを図ること。トリガーフィッシュがその例ですね。この製品はスイスの子会社がもともと開発したもので、それをシードが日本で販売しています。

品質向上のための生産ラインの分析も、デバイス技術部の仕事だ。

T.K

新しい事業を生み出すためには時間が必要です。今やっていることの結果がすぐに出るわけではありません。そのため、会社への貢献として、生産ライン上での品質課題を数理的側面から分析して生産部隊をサポートする業務も行っています。この新規事業創成、外部技術導入、品質改善の3つが私たちの役割です。

写真 ぼかし
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はじまりは、
たったひとりの社内プロジェクト

T.K ぼかし
M.S
T.K ぼかし
M.S

デバイス技術部は2020年に立ち上がったばかりの部署だという。

T.K

私は学生時代、物性物理や半導体に関わる研究をしていました。その後、プリンターメーカに入社して、社内で医療機器のプロジェクトを立ち上げました。5年ほど頑張っていたのですが、プロジェクトをたたむことが決まり、続けられなくなってしまった。そんなときに運良くシードに声をかけてもらいました。それがこの部署のはじまりですね。

M.S

私が入社したときは、Kさんが入社される前。デバイス技術部はまだありませんでした。医療工学を学んでいたので設備開発の仕事に活かせるかなと考え、シードに入社しました。入社してからは技術部でレンズ設計をしていたのですが、3年目のときにデバイス技術部に所属することになりました。今この部署では学生時代に学んだことが存分に活かせているなと実感しています。

T.K

デバイス技術部は7名の社員で構成されている小さな部署です。物理出身が私、機械工学を専攻していたのがSともうひとり、化学専攻がふたり、物理と化学の間を専攻していたのがひとり、あとは文系がひとり。文系出身の社員は会計を担当しています。多種多様のメンバーでやっと走り出したところです。それぞれ専門分野が異なるのでお互いに教えたり、教わったり。毎日驚きや学びがあって刺激的ですね。私は今、部下にポリマー化学について教わっています。

求む、機電・工学・物理系

T.K ぼかし
M.S
T.K ぼかし
M.S
T.K

シードはコンタクトレンズのメーカーとして認知されている分、化学系の会社だと学生の方に思われているかもしれません。実際にはそうではなく、シードでは様々な学部出身の社員たちがそれぞれの分野で活躍しています。特にスマートコンタクトレンズの開発においては、エレクトロニクスを構成する電子回路と半導体デバイス。すなわち、通信や電力供給、コンピューティング(演算)、メモリ、センサなどのユニット群を構想する仕事になるので、機電・工学・物理系を学んでいた方は大歓迎です。

M.S

極端な表現をすると、スマートコンタクトレンズの開発はスマホをコンタクトレンズに埋め込むようなものです。
コンタクトレンズという小さなものに、どうやって精密な機械を埋め込むか。しかも、それが目の中に入れる医療機器。大変なことは明白です。それを「どうやったらできるんだろう」「こうしたらいいんじゃないか」とワクワクできる方はデバイス技術部に向いているんじゃないかと思っています。

T.K

僕からしたら、コンタクトレンズは大きい方だと思っちゃうなあ。

M.S

えっ、本当ですか?

T.K

学んでいることによってものの見方が違ってくるのかもしれないね。ただ、物理と化学、生物といった分野の切り分けは、あまり意味を持たないと思っています。自分にとって馴染みがない分野でも、学習をして自分のものにし、仕事に適用していく力が必要だと考えています。

写真 ぼかし
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「見える」の可能性を広げるために

T.K ぼかし
M.S
T.K ぼかし
M.S

スマートコンタクトレンズ、および眼科機器の開発は簡単なことではない。
しかし、眼科総合メーカーのシードだからこそ、開発を成功させる力を秘めている。

T.K

コンタクトレンズは常に身につけているもの。有望なウェアラブルデバイスです。それでもまだ、実例はトリガーフィッシュだけというのが現状です。医療機器であることやマーケットの需要の観点からスマートコンタクトレンズ事業を拡充していくことは簡単ではありません。ですが、シードが持つ眼科医療の知識や技術を活かすことで、実現できると強く思っています。

M.S

現在、市場では度数をレンズ内で自動調節するものや、虹彩の動きをレンズ上で映像として映しだすものといったニーズがあります。個人認証や拡張現実など医療目的以外のニーズもある。それらを実現するために基礎技術の確立がデバイス技術部に求められています。

T.K

私たちが五感で認知する情報量のなかでも、視覚で捉える情報量はかなりの部分を占めています。「見える」ことは健やかで豊かな人生を育むための必要条件です。そんな視覚において私たちができることは、これまで培ってきた技術を語り継いでいくことでしょう。また、新しい技術の立ち上げのため、外部にどのような技術があるのかを察知すること。その技術を導入するために、企業境界を飛び越えるようなコミュニケーションで新しいビジネス生態系を創造すること。こうした行動が、最終的に人々の豊かな人生に繋がればと考えています。

M.S

見えることへの欲求は人によってレベルが異なります。例えば、視力が弱い方が視力矯正をして見えるようになった「見える」と、失明など完全に視力を失ってしまった方が見えるようになる「見える」では大きな違いがある。今後は、後者の方々の「見える」をデバイス技術部の技術でサポートしていけたらと考えています。そして、今現在の「見える」だけではなく、将来的な「見える」も支えていきたいです。

写真 ぼかし
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