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オルソケラトロジーは、就寝時に特殊なコンタクトレンズを装着することで角膜の形状を一時的に変え、起床後は裸眼の視力が矯正される視能矯正治療です。
H.N.
オルソケラトロジー事業推進部 部長
(医用材料研究室 兼務)
大学・大学院では心臓血管外科領域の再生医療の研究に従事。医療系への就職を志し、シードへ入社。元々研究畑だが、入社前後含めたキャリアの中で得た知識やノウハウを活かし、現在はオルソケラトロジー事業に携わる。
A.M.
オルソケラトロジー事業推進部 主任
大学での専攻は理学部。医療系への就職に興味を持ち、シードへ入社。入社後3年ほどアイケア営業部で営業職として勤務し、営業のノウハウを学ぶ。その後、新規事業開発部を経て、現在はオルソケラトロジー事業に携わる。
STORY 01 |
私は、グローバル市場における当社のオルソケラトロジー事業の浸透・プレゼンス強化を考えています。そのためには、国・地域ごとに異なる市場動向や文化を分析しながら、戦略を検討することが私に課せられた役割だと感じています。
私は、オルソケラトロジー事業を当社の新しい中核事業に育てたいと考えています。オルソケラトロジーの市場と研究動向等を収集・分析し、戦略を立案・実施していくことが重要なミッションとなっています。そのために、研究・薬事・法務などの関係部署の皆様との連携も大切です。
オルソケラトロジーは、一般の皆様に新しいライフスタイルを提供し、市場として発展の余地があると思っています。一方で、オルソケラトロジーレンズを医療機器として、安全で安心してご利用いただける環境をご提供し、正確で適切な情報をお届けするために、研究・薬事・法務・営業などの視点が必要となります。それらの多様な視点を集約し、オルソケラトロジー事業の推進を通じて、皆様の視界に貢献していきたいと考えています。
オルソケラトロジーは、特殊なコンタクトレンズを用いた視能矯正治療の一種です。視能矯正治療としては、メガネや一般的なコンタクトレンズと比べて、歴史が浅く、市場における認知度が十分ではないのも事実です。この根本的な課題の解決に向けて、市場へどのように浸透・展開していくかを検討しています。
STORY 02 |
オルソケラトロジーの治療に用いるオルソケラトロジーレンズは、医療機器です。そのため、市場における認知度向上においても、医療機器を提供しているメーカーとして「安全にご利用いただける環境をご提供すること」「適切な情報をご提供すること」は前提です。
これらの前提がある種“制約”に感じてしまうことも事実ですが、正しく認知していただくためにも、これらの前提に基づいて、医療機器を提供している意識は大切だと思っています。
コンタクトレンズは、「日中に装用して、就寝時は外す」という原則が既成概念として、浸透しています。オルソケラトロジーレンズは「就寝時に装用して、日中は外す」ので真逆のような使い方です。
そのため、眼科医の先生方から一般的なコンタクトレンズではなかったような、新しい視点でのご質問やコメントを頂戴することがあります。それらのご質問やコメントへの回答に対してご理解を得るために、新しい選択肢としてオルソケラトロジーが市場で浸透するよう情報提供を検討し、ツールなどを配信しています。営業現場でお役に立てていることを聞く機会も増えてきたので、うれしいです。
医療機器は、国から定められた試験や評価をクリアしていることを示すことで、その安全性が認められ、市場に提供されています。上市された医療機器の素材や仕様の変更に対して迅速に対応することが難しいのも事実です。
そのため、上市したオルソケラトロジーレンズの潜在的な価値を引き出し、市場価値を最大限活かすことを考えるのも重要な役割だと感じています。そこで必要となってくるのが、薬事・開発・品質保証などの視点で、当社の専門部署にご相談することが多いですね。
先ほどお話したようにオルソケラトロジーレンズは医療機器だからこそ、引き出された潜在的な価値をより正確に伝えられるよう、営業の方との連携も非常に重要です。オルソケラトロジーレンズを市場で安全にご利用いただけるよう、サポートしていきたいと思っています。
※オルソケラトロジーレンズの詳細な仕組みについてはこちら
STORY 03 |
オルソケラトロジー自体の歴史が浅いことは、お伝えいたしましたが、「歴史が浅い」からこそ、世界各国の研究者がオルソケラトロジーを用いた研究に参画し、新しい知見が報告されています。
海外の研究者の方とのディスカッションや論文情報を通じて、「将来、こんなビジネスモデルもあり得るのか?」など、これまでになかった視点でビジネスモデルを考えらえるのは面白いですね。
私も、過去の営業経験と学術論文情報を通じて、ビジネスモデルの拡大の可能性を感じています。シードは2024年に企業ビジョンを「まだみぬ、世界は、美しい」へ一新しました。
オルソケラトロジー事業を起点として、”Quality
of life(QOL)”や”Quality of
vision(QOV)”の延伸を提供し、皆様が「まだご覧なったことのない新しい世界を見ていただける」ことに貢献できればと思っています。
最新の研究に基づく新しい知見は非常に興味深いですが、医療機器の観点とは異なるため、最新の研究情報の解釈や取り扱いには、慎重になるときもあります。
その際も、専門部署の方の視点は非常に重要で、皆さん、医療機器としてオルソケラトロジーレンズを「安全に提供すること」が念頭にあるからこそ、様々なディスカッションができ、非常に面白いです。
専門の部署の方々とのディスカッションには専門的な知識や情報がわかっていることが前提として、ディスカッションが進んでいきます。薬事や法務の知識が追い付かず、最初はわからないことが多々ありましたが、少しずつわかるようになってくると、様々な角度からの意見に基づいて、新たな改善策や検討材料が生まれるのが面白いです。ディスカッションを通して、オルソケラトロジー事業のビジネスモデルを考えていきたいと思います。
STORY 04 |
最初は「医療に興味があるから」というシンプルな動機で営業職として入社しましたが、新規事業開発を経て、オルソケラトロジー事業に関わるようになりました。営業から新規事業開発への異動になった当初は、求められている業務の違いに戸惑うこともありましたが、営業で培った経験を基に色々なことへ飛び込んでみる良いきっかけにもなりました。
私は再生医療研究から始まり、研究開発、海外での研究、子会社支援など、様々な経験を経て今ここにいます。そのなかで培った情報収集や統計解析が、新たな戦略立案や課題解決にもつながるとは思っていませんでした。
また、研究や海外での様々な経験が、思いもよらなかった場面で役立ち、意外な可能性を広げることにつながると思っています。
新しいことに飛び込むことはあまり得意なほうではありませんが、経験したことのない課題にも挑戦するように少しずつ心がけるようになりました。苦労することも多いですが、周りの皆さんにお力添えをいただきながら、課題を解決できたときは、挑戦して良かったなと思います。
オルソケラトロジー事業の展開において、これからもいろいろな課題に直面するかと思います。それらの課題をいろいろな方のご協力とご見識に助けていただきながら解決するなかで、「これだったら、自分は貢献できる」と自分の新しい強みを見つけていけるとよいですね。
少し時間はかかってしまうかもしれませんが、オルソケラトロジー事業が「QOVの延伸」「より良いQOLの提供」につながったと実感できる日が来るとよいなと思っています。その目標に向かって、色々なことに挑戦しながら、自分ができることを見つけていきたいです。