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RECRUIT
医用材料研究室
2023年入社
理工学府 物質・生命理工学教育プログラム 修了
生体材料に関する研究をしていたこともあり、医療に関連する領域で製品開発をしたいという考えを持って就職活動に臨みました。様々な会社のイベントに参加し、どのような製品に携わりたいか考えていくうちに、コンタクトレンズメーカーに興味を持つようになりました。シードのインターンシップを通じて世界の約1/3の人々が、近視・遠視・乱視などの屈折異常を持つ事実を知ったことが決め手になり、「画期的なコンタクトレンズを開発できれば世界中の人々の役に立てる」と考え、入社を決意しました。また、シードの研究開発職の社員は海外でも活躍していることも知り、国内に留まらない仕事をしたいと考えていた私にとって非常に魅力的でした。
コンタクトレンズの新しい製造方法の検討に材料面から取り組んでいます。長い年月を経てコンタクトレンズの製法は改良されてきました。しかし、生産効率の面でまだ改善の余地があり、よりシンプルな製法の採用によるコスト削減が望まれています。
私の主担当は材料開発で、新たな製造方法に適した材料の探索を行っています。既存材料の組み合わせでは、納得のいくレンズを作れないため、新たな原料の合成にも取り組んでいます。また、生産のレベルに近い装置を操作し試作レンズを作ることもあります。
私の所属部署は主に実験室で小スケールの検討を行う部署なので、大がかりな装置を操作する機会は珍しく、貴重な経験を積めている実感があります。
既存のものとは異なる製法に取り組むため、材料探しから始める必要があります。一般的に使用されているコンタクトレンズの材料では良いレンズが作れず、自分で原料を合成してレンズに使ってみたり、海外の材料メーカーに相談したり、試行錯誤を繰り返しています。私の仕事に限らず、研究開発は五里霧中の状態が続くものだと思います。思い通りの結果が出ずに、焦りを感じることも珍しくありません。
しかし、先輩や上司は親身になってアドバイスをくれます。また、「まずはいろいろ試してみよう」という風土が当部署にはあります。困難な課題に取り組んでいるからこそ、試行錯誤のなかで小さな改善が得られたときは大きな達成感を得られます。
まずは、私が現在担当しているテーマを、量産化検討を行う開発部に移管させることを目標に努力したいと考えています。現在(のテーマ)は基礎研究の段階で、移管までにやるべきことは山積みですが、課題を一つずつ解決しながら様々な知見を得て、その製品について誰よりも詳しいと言えるようなコンタクトレンズを開発したいです。
また、将来的には世界を相手に議論できる社員を目指しています。シードの上司たちは国内だけでなく、アジアや欧米のさまざまな企業の方々とやり取りをしています。私も世界各国で通用する知識、英語力、そして度胸を身につけ、グローバルな舞台で活躍できるようになりたいと思います。